「ブラジル代表のネイマール選手がやるような、派手なまたぎフェイント?」 「見ている分には面白いけど、うちの子が試合でやったら怒られそう…」 「実戦向きじゃないかな……」
正直、私も最初はそう思っていました。 でも、ドリブル軍団の聖和学園で取り入れられているらしいし、何か意味はあるのか? まあ、これができたらなんか上手そうですし、どんなものか試しに一回やってみるか。
最初は、ジンガに対してそんな程度のイメージでした。 練習してみたきっかけも、軽い気持ちだったんです。
しかし、続けるうちにわかったこと。我が家なりの感想は、「ジンガは単なるドリブル技ではなく、サッカーに必要な『身体の使い方』と『判断力』を劇的に高めてくれるトレーニング」だということでした。
今回は、ジンガ練習を通してのプレーの変化や効果についてご紹介します。 これを知れば、お子さんの自主練メニューに「ジンガもありだな!」と思うはずです。
目的は「試合で技を見せびらかす」ことじゃない!
多くの人が「ジンガ=試合で使えない」だと思っていますが、実はちょっと違います
ある動画によると、ジンガをやる理由は 「一人ひとりドリブルのリズムやタッチも違うので、ジンガをやるとよりそれが洗練される。自分だけのものになる」 と話していました。
つまり、誰かの真似をするためではなく、「自分だけのボールタッチやリズム」を磨き上げるための練習なんです。 試合中に「よし、ここでジンガだ!」と、ダブルタッチやエラシコのように意識して繰り出す技術ではありません。
まるまる全部を使わなかったとしても、ドリブルやトラップ、その局面局面でのボールタッチの部分で生きてくる技術です。
大事なのは、ジンガの練習を通して、どんな状況でも自然と足が出るような「滑らかなボールコントロール」を身体に染み込ませること。それこそが、この練習の本当の目的なんです。
余談ですが、長男が試合でボールを奪う際、
ボールと相手の間に体を入れながらそのままの流れでジンガをやりはじめ、そのままターンしながら抜いていくなど、ジンガの動きを試合の中で使うことがあります。何気ないワンプレーですが、試合で使えないかというと、そんなこともないな という感想です。
これを言ったら元もこもありませんがどんな技術も個人の使い方次第だと思います。
ジンガに限らず、派手なドリブル技であっても、まずは子供の興味優先で楽しくやってみましょう。使える!使えない!!のも子供自身がチャレンジして選んでいけばいいと思います!
まずはサッカーを楽しむことが大事だと思います!
上達のコツは「速く」より「長く」触ること
ドリブル練習というと、「素早く、細かく」タッチすることを意識しがちですよね。 でも、複数の専門家が口を揃えて言うのは、その逆。
「ボールと足がくっついている時間を長くする」という意識が大切だそうです。
「基本的にはボールを長く触るっていうのを意識すると、僕はいいかなって思います」 「ボールの接地時間を長くするイメージでやると滑らかになりやすい」 動画では、上記のようなコメントも散見されました。これは、おそらく単なる感覚の話ではありません。
ボールとの接触時間を意図的に長くしようとすることで、まるで足にボールが吸い付いているような、独特の滑らかなタッチが生まれるということなのだと思います。
特に、基本中の基本である「ジンガ0」という動きは、いろいろと応用が効きやすいボールタッチだと思います。
ただのドリブルじゃない!「身体の軸」を作るトレーニング
「長いタッチ」でボールと一体になれたら、次は身体の使い方です。
これがジンガを練習する理由の肝だと思います
実はジンガは足先のテクニックではなく、サッカーにおいて超重要な「2軸動作」を鍛えるための最高のメソッドなんです。実際に、ここがジンガをやる上での最大の「肝」だと感じています。
我が家のサッカートレーニングにおいて、最も大切にしている考え方がこの「2軸動作」です。ボールを扱いながら、同時にこの身体操作を習得できるのが、ジンガの非常に優れたポイントなんです。
「2軸動作」を簡単に言うと、「左右の足にスムーズに重心を移動させ続け、常にどちらの足でも次の動作に移れる状態」のこと。
歩く 走る といった動作と 同じです!!!
ここで少し、私が学生時代に知りたかった「1軸」と「2軸」の違いを整理してみます。
1軸動作(一般的な動き): 片方の足を「軸」として地面に固定し、もう片方の足を動かす。安定はしますが、軸足が固まるため、次の動き出しに一瞬の「タメ」が必要になります。
2軸動作(ジンガで養う動き): 左右の軸をリズミカルに入れ替え続ける。軸足が固定されないため、ボールを触った瞬間に、そのままの勢いで次のステップやターンへ移行できます。
ジンガの練習では、右足、左足とボールを触りながら、絶え間なく体重移動を繰り返します。ボールを触った足が地面に着くときには、もう次の足でボールを触る準備ができている。この「軸足の入れ替えとボールタッチの同期」こそが、サッカーの動作に関しては肝だと思います。※
※諸説あります!!あくまで我が家の場合です!!
これさえマスターすれば、ドリブルはもちろん、シュートやパス、トラップの技術が一気に向上します。なぜなら、サッカーの動作の技術やポイントの本質を2軸動作でほぼ説明できてしまうからです。
これは本当に大事なことです。私が動画や文献でサッカーを学ぶ中で感じた基本中の基本であり、「私が現役の時に知っておきたかった理論第1位」と言っても過言ではありません。この感覚を小学生のうちに身体に染み込ませておくことは、将来大きなアドバンテージになるはずです。
最終目標は、ボールじゃなくて「周り」を見ること
滑らかな「長いタッチ」ができて、安定した「身体の軸」が作れるようになると、次のステージが見えてきます。
それは、足元のボールから卒業してピッチを「見る力」です。
「俯瞰でピッチ全体を見れる力」をつけるまでは難しいかもしれませんが、ジンガを練習していくことで足元のボールを見なくてもいい時間が圧倒的に増え、最終的には余裕を持って顔が上がった状態でプレーできるようになります。
以前、対面パスでヘッドアップの仕組みを取り入れた練習をご紹介しましたが、ジンガはヘッドアップにも効果的です。 私たちが箸と茶碗を持ちながらテレビを見ることができるのと同じで、ボールを足で認識できていれば、ボールを意識しなくても周りが見えるようになっていきます。
我が家の長男も、今となっては目隠ししながらジンガができるようになりましたが、試合中にボールだけを見る時間が減って、周りを見れる時間が圧倒的に増えました。
これは、単に「下を向くな!」と注意するレベルの話ではありません。 複雑なステップを反復練習して、頭で考えなくても足が勝手に動く状態(無意識化)を目指します。そうすると、どうなるでしょうか?
「ボールに触れていれば、ボールは見なくても大丈夫」
子供たち曰く、全くボールを見ずにプレーすることはできないけど、ボールを足で認識できている瞬間はボールから目を離しても大丈夫という感覚があるそうです。
足元に集中しなくていい分、脳のエネルギーを「周りを見る」ことに使えるようになるんです。 味方はどこにいる? 相手は? スペースは? 戦況を正しく把握して、ベストなプレーを選ぶ。そんな賢い選手になるためのトレーニングでもあるんですね。
まずはやってみよう!
ここまで読んで、「難しそう……うちの子にできるかな?」と不安になったお父さん、お母さん。
大丈夫です。こんな不思議な動き、普通できません笑
それでもコツコツ練習することで長男のように目隠しでジンガができるくらいには必ずなります!
やれば必ずできるようになるのもリフティングと同じで明確に上達を感じやすいのでおすすめです。
昨日できなかったステップが今日できた! その達成感が、一番のエネルギーになります。楽しみながら続けてみてください!
まとめ:ジンガは「自分だけの武器」を磨く最高の自主練
今回ご紹介した5つの秘密は、全てつながっています。
- 「長いタッチ」を意識すると、動きが滑らかになる。
- 「身体の軸」が安定して、バランスが良くなる。
- 足元を見なくてもできるようになり、「周りを見る」余裕が生まれる。
- そのプロセスを「楽しむ」ことで、練習が続く。
- 結果として、誰かの真似じゃない、「自分だけのリズム」が手に入る。
そして最重要! 今や我が家の家訓です。
サッカーは2軸!!
覚えておいてください(笑)。
ジンガは、決して「見せびらかすための技」ではありません。サッカーに必要な要素がギュッと詰まった、奥深いトレーニングなんです。これまで「試合で使えないでしょ」と敬遠していた方も、ぜひお子さんとの自主練に取り入れてみてください。
まずは、ボールに「長く」触ることから! ぜひ「ジンガ」にチャレンジしてみてください!!
参考動画一覧
記事内で紹介した「ジンガの理論」や「具体的な練習方法」は、以下の動画で非常に分かりやすく解説されています。百聞は一見に如かず、ぜひ映像でその極意を確かめてみてください。
ぱんだ兄弟さん(ゲスト/PSN ソウタさん)
しょうまさん(元聖和学園)
ゆってぃさん ジンガ前編(ゲスト/しゅんぜいさん)
ゆってぃさん ジンガ後編(ゲスト/しゅんぜいさん)



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